Avon Mystery ISBN: 0380804840
ネヴァダ・バー編さんのアンソロジー。アガサ賞でおなじみのメンバーが勢ぞろい。合間にひとつずつ読んでいたら、いつの間にか読み終えていた。このアンソロジーは読みやすい。わたしはアガサ賞と相性がいいのかもしれない。
アン・ペリーは歴史ミステリ作家だと決め込んで読んでみたら動物ものだった。登場人物(?)は多いが、キャラが立っているので読みやすい。他にも、誇り高い紙幣が主人公の'A Note of Note'など、人間以外が主人公となるミステリが楽しかった。
日本の中学生を主人公とするスジャータ・マッシーの作品は読みやすくてテンポがよく、ピーター・ラブゼイのうまさに唸った。どの作品もおもしろかったが、とりわけ気に入ったのは K.K.Beck 'The Tell-Tale Tattoo' である。
ハーマイオニーおばさんのお隣にある女性が越してきた。35歳くらいのその女性は第1次世界大戦時、看護婦として従軍していたという。病気がちな彼女は遺言を残してこの世を去る。その遺言に書かれていたのは戦場で芽生えた若き日のロマンスだった――。
この作家は知らなかったけど、すごくいい! 『夜明けのメイジー』と『アンの娘リラ』を重ね合わせたような設定がぴたりとわたしのツボにはまる。「フランダースの野にその血を流したか」なんていうセリフに涙ぐんでしまった。
本作はスタンフォードの女子学生アイリス・クーパー・シリーズの短篇。シリーズには"DEATH IN A DECK CHAIR"、"MURDER IN A MUMMY CASE"、"PERIL UNDER THE PALMS"があるが、いずれもユーズドでしか入手できないようだ。
思いがけない出会いがあるから、アンソロジーはおもしろい。
収録作品
K.K.Beck 'The Tell-Tale Tattoo'
Simon Bret 'A Note of Note'
Susan Dunlap 'People Who Sit in Glass Houses'
Carolyn Hart 'Turnaround'
Melodie Johnson Howe 'Acting Tips'
M.D.Lake 'A.B.C.D.E.A.T.H'
Martha C. Lawrence 'The Sea Cave'
Peter Lovesey 'Away with the Fairies'
Margaret Maron 'The Choice'
Sujata Massey 'Junior High Samurai'
Katherine Hall Page "The Would-Be Widower'
Anne Perry"Daisy and the Christmas Goose"
Nancy Pickard 'Lucky Devil'
Elizabeth Daniels Squire 'Down the Garden Path'
2006年07月18日
2005年12月23日
『夜明けのフロスト クリスマス・ストーリー』
R・D・ウィングフィールド他 木村仁良編 芹澤恵他訳
光文社文庫 ISBN: 4334761623
『ジャーロ』傑作短編アンソロジー第3弾、クリスマスにちなんだ短篇が7作収録されています。どれもおもしろいのですが、フロストびいきとしてはやはり表題作の『夜明けのフロスト』が嬉しかった! 中編ではありますが、フロスト節炸裂してます。寡作で知られるウィングフィールドだけに、たとえ長編でなくても、フロストに会えるのはほんと、感涙ものです。
他に収録されているのはエドワード・D・ホック「クリスマスツリー殺人事件」、ナンシー・ピカード「Dr.カウチ 大統領を救う」、ダグ・アリン「あの子は誰なの?」、レジナルド・ヒル「お宝の猿」、マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニ「わかちあう季節」、ピーター・ラヴゼイ「殺しのくちづけ」の7編、ほのぼのしていたり、どきりとしたり、クリスマスにこそ読みたいお話ばかりです。
木村仁良さんの解説にあるように「ぜひともこのクリスマス・ミステリー・アンソロジーをクリスマス・プレゼントして親愛なる方々へ、知り合いの方々へ、そして自分自身へ贈ってはいかが」でしょうか?
ハムりんの読書日記 おすすめの本
光文社文庫 ISBN: 4334761623
『ジャーロ』傑作短編アンソロジー第3弾、クリスマスにちなんだ短篇が7作収録されています。どれもおもしろいのですが、フロストびいきとしてはやはり表題作の『夜明けのフロスト』が嬉しかった! 中編ではありますが、フロスト節炸裂してます。寡作で知られるウィングフィールドだけに、たとえ長編でなくても、フロストに会えるのはほんと、感涙ものです。
他に収録されているのはエドワード・D・ホック「クリスマスツリー殺人事件」、ナンシー・ピカード「Dr.カウチ 大統領を救う」、ダグ・アリン「あの子は誰なの?」、レジナルド・ヒル「お宝の猿」、マーシャ・マラー&ビル・プロンジーニ「わかちあう季節」、ピーター・ラヴゼイ「殺しのくちづけ」の7編、ほのぼのしていたり、どきりとしたり、クリスマスにこそ読みたいお話ばかりです。
木村仁良さんの解説にあるように「ぜひともこのクリスマス・ミステリー・アンソロジーをクリスマス・プレゼントして親愛なる方々へ、知り合いの方々へ、そして自分自身へ贈ってはいかが」でしょうか?
ハムりんの読書日記 おすすめの本
2004年11月30日
『魔法使いになる14の方法』
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、フィリップ・プルマン他著 ピーター・へニング編 大友香奈子訳 創元推理文庫
"THE WIZARDS' DEN" ISBN; 4488572057
いつの時代も人は魔法や魔法使いに惹かれるものである。ここに集められた14のお話はそんな魔法や魔法使いについてのお話である。
ネズビットの『ドゥ・ララ教授と二ペンスの魔法』はこの中では比較的ほのぼのとした作品。ファンタジックというよりどちらかというとぞくぞくっとくるホラーぽいお話が多い。魔法といえば黒魔術なのだから当然のことだけど。
どの作品もそれぞれおもしろかったが、その中でもダール、ブラッドベリ、プルマン、ジョーンズの作品は際だっていた。プルマン『なにか読むものを』、その次にジョーンズ『キャロル・オニールの百番目の夢』が好みかな。クレストマンシーって偉大な魔法使いなんだ(^^;) 他の作品も読んでみたくなった。
収録作品
序――魔法の世界 ピーター・へニング
『ドゥ・ララ教授と二ペンスの魔法』 E・ネズビット
『学校奇譚』 マンリー・ウェイド・ウェルマン
『悪魔の校長』 ジリアン・クロス
『ワルプルギスの夜』 ハンフリー・カーペンター
『暗黒のオリバー』 ラッセル・ホーバン
『さがしものの神様』 ジョーン・エイキン
『ダブラーズ』 ウィリアム・ハーヴァー
『飛行術入門』 ジャクリーン・ウィルソン
『中国からきた卵』 ジョン・ウィンダム
『お願い』 ロアルド・ダール
『見えない少年』 レイ・ブラッドベリ
『わたしはドリー』 ウィリアム・F・ノーラン
『なにか読むものを』 フィリップ・プルマン
『キャロル・オニールの百番目の夢』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
作者紹介
解説 立原透耶
"THE WIZARDS' DEN" ISBN; 4488572057
いつの時代も人は魔法や魔法使いに惹かれるものである。ここに集められた14のお話はそんな魔法や魔法使いについてのお話である。
ネズビットの『ドゥ・ララ教授と二ペンスの魔法』はこの中では比較的ほのぼのとした作品。ファンタジックというよりどちらかというとぞくぞくっとくるホラーぽいお話が多い。魔法といえば黒魔術なのだから当然のことだけど。
どの作品もそれぞれおもしろかったが、その中でもダール、ブラッドベリ、プルマン、ジョーンズの作品は際だっていた。プルマン『なにか読むものを』、その次にジョーンズ『キャロル・オニールの百番目の夢』が好みかな。クレストマンシーって偉大な魔法使いなんだ(^^;) 他の作品も読んでみたくなった。
収録作品
序――魔法の世界 ピーター・へニング
『ドゥ・ララ教授と二ペンスの魔法』 E・ネズビット
『学校奇譚』 マンリー・ウェイド・ウェルマン
『悪魔の校長』 ジリアン・クロス
『ワルプルギスの夜』 ハンフリー・カーペンター
『暗黒のオリバー』 ラッセル・ホーバン
『さがしものの神様』 ジョーン・エイキン
『ダブラーズ』 ウィリアム・ハーヴァー
『飛行術入門』 ジャクリーン・ウィルソン
『中国からきた卵』 ジョン・ウィンダム
『お願い』 ロアルド・ダール
『見えない少年』 レイ・ブラッドベリ
『わたしはドリー』 ウィリアム・F・ノーラン
『なにか読むものを』 フィリップ・プルマン
『キャロル・オニールの百番目の夢』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
作者紹介
解説 立原透耶
2004年09月15日
IRISH GIRLS ABOUT TOWN
Meave Binchy Marian Keyes Cathy Kelly Collete Caddle & many more
INTRODUCTION Barnardo's
The Society of St Vincrnt de Paul
SOULMATES Marian Keyes
DE-STRESS Joan O'Neill
THE TWENTY-EIGHTH DAY Catherine Barry
THELMA,LOUISE AND THE LURVE GODS Cathy Kelly
YOUR PLACE OR MINE? Gemma O'Connor
A GOOD CATCH Mary Ryan
ABOUT THAT NIGHT Sarah Webb
THE CUP RUNNETH OVER Julie Parsons
CARISSIMA Maeve Binchy
THE RING CYCLE Martina Devlin
THE UNLOVABLE WOMAN Annie Sparrow
MOVING Collete Caddle
PLAYING GAMES Catharine Dunne
GIRL'S WEEKEND Marisa Mackle
THE UNION MAN Tina Reilly
AN INDEPENDENT WOMAN Morag Prunty
アイルランド系女性作家によるアンソロジー。理想の男性との出会いを求める若い女性の心の揺らぎ、なくした恋、結婚生活にまつわるいろいろな思い、友情、嫉妬、財産、女性特有の悩み……現代を生きる生身の女性の姿がいきいきと描かれている。
その名もTaraという女性と指輪をめぐる話は、いかにもアイルランドというテイスト満載だった。Taraは言うまでもなく『風と共に去りぬ』に出てくるオハラ家(当主ジェラルドはアイルランドから渡米した移民)のプランテーションのこと。これで「指輪」とくれば、思い浮かぶのは南北戦争時の舞踏会の場面。夫を亡くし、喪服姿のスカーレットと義妹メラニーが資金集めのために結婚指輪を供出したが、その指輪のうちの1つはバトラーが買い戻してくれたというあのお話がベースになっている。最後の落とし方も軽妙で、ほのかなおかしみの漂う佳品である。(THE RING CYCLE Martina Devlin)
引っ越しのごたごたの中で過ぎた時代に思いを馳せるMOVING Collete Caddleも、共感を呼ぶ作品である。
The Society of St Vincrnt de Paul、これって今でもカトリック教会で「ヴィンセンシオ・デ・パウロ」という名前で活動しているんじゃないかな?
身につまされたり、郷愁にふけったり、くすっと笑ったり、ぞくっとしたり、多彩な作品が収録されている。あなたのお好みはどれでしょう?
みもざ翻訳館 中級勉強会の課題本。わたしは買っただけで参加しませんでしたけど(^^;) ごめんね、みもざさん。
INTRODUCTION Barnardo's
The Society of St Vincrnt de Paul
SOULMATES Marian Keyes
DE-STRESS Joan O'Neill
THE TWENTY-EIGHTH DAY Catherine Barry
THELMA,LOUISE AND THE LURVE GODS Cathy Kelly
YOUR PLACE OR MINE? Gemma O'Connor
A GOOD CATCH Mary Ryan
ABOUT THAT NIGHT Sarah Webb
THE CUP RUNNETH OVER Julie Parsons
CARISSIMA Maeve Binchy
THE RING CYCLE Martina Devlin
THE UNLOVABLE WOMAN Annie Sparrow
MOVING Collete Caddle
PLAYING GAMES Catharine Dunne
GIRL'S WEEKEND Marisa Mackle
THE UNION MAN Tina Reilly
AN INDEPENDENT WOMAN Morag Prunty
アイルランド系女性作家によるアンソロジー。理想の男性との出会いを求める若い女性の心の揺らぎ、なくした恋、結婚生活にまつわるいろいろな思い、友情、嫉妬、財産、女性特有の悩み……現代を生きる生身の女性の姿がいきいきと描かれている。
その名もTaraという女性と指輪をめぐる話は、いかにもアイルランドというテイスト満載だった。Taraは言うまでもなく『風と共に去りぬ』に出てくるオハラ家(当主ジェラルドはアイルランドから渡米した移民)のプランテーションのこと。これで「指輪」とくれば、思い浮かぶのは南北戦争時の舞踏会の場面。夫を亡くし、喪服姿のスカーレットと義妹メラニーが資金集めのために結婚指輪を供出したが、その指輪のうちの1つはバトラーが買い戻してくれたというあのお話がベースになっている。最後の落とし方も軽妙で、ほのかなおかしみの漂う佳品である。(THE RING CYCLE Martina Devlin)
引っ越しのごたごたの中で過ぎた時代に思いを馳せるMOVING Collete Caddleも、共感を呼ぶ作品である。
The Society of St Vincrnt de Paul、これって今でもカトリック教会で「ヴィンセンシオ・デ・パウロ」という名前で活動しているんじゃないかな?
身につまされたり、郷愁にふけったり、くすっと笑ったり、ぞくっとしたり、多彩な作品が収録されている。あなたのお好みはどれでしょう?
みもざ翻訳館 中級勉強会の課題本。わたしは買っただけで参加しませんでしたけど(^^;) ごめんね、みもざさん。
2004年05月14日
ウーマンズ・ケース(下)
ウーマンズ・ケース(下)
グリーン・マーダー スーザン・ギースン
男爵婦人 アマンダ・クロス
7・62 ピーケ・ビーアマン
またご連絡します スーザン・ダンラップ
サタデー・ナイト・フィーバー ,ヘルガ・アンデルレ
夢のわが家 ダイシー・スクロギンズ・ジャクスン
ハムレットのジレンマ リンダ・グラント
失われた夢 ミリアム・ローリーニ
魔女と猫 アントニア・フレイザー
ベラドンナ バーバラ・ウィルスン
売名作戦 サラ・パレツキー,
ひび割れた歩道 マーシャ・ミュラー
パフォーマンス・クライム ライア・マテラ
個人的には(上)よりも面白かった。
サラ・パレツキー、アマンダ・クロス、アントニア・フレーザーなどのおおどころはさすがにおもしろい。『夢のわが家』『ハムレットのジレンマ』もよかった。
グリーン・マーダー スーザン・ギースン
男爵婦人 アマンダ・クロス
7・62 ピーケ・ビーアマン
またご連絡します スーザン・ダンラップ
サタデー・ナイト・フィーバー ,ヘルガ・アンデルレ
夢のわが家 ダイシー・スクロギンズ・ジャクスン
ハムレットのジレンマ リンダ・グラント
失われた夢 ミリアム・ローリーニ
魔女と猫 アントニア・フレイザー
ベラドンナ バーバラ・ウィルスン
売名作戦 サラ・パレツキー,
ひび割れた歩道 マーシャ・ミュラー
パフォーマンス・クライム ライア・マテラ
個人的には(上)よりも面白かった。
サラ・パレツキー、アマンダ・クロス、アントニア・フレーザーなどのおおどころはさすがにおもしろい。『夢のわが家』『ハムレットのジレンマ』もよかった。
2004年05月10日
ウーマン・オブ・ミステリー (2)
ウーマン・オブ・ミステリー (2) シンシア・マンソン編
売春婦と警官バッジ D.L.・リチャードソン
美しい死体 ギリアン・ロバーツ
死刑囚の花嫁 シャーリン・マクラム
イーヴリンが死んだ アン・ウィンゲート
園児誘拐怪事件 B.K.・スティーヴンズ
チャイナタウンで S.J.・ローザン
海兵隊のセクシャル・ハラスメント パール・G.・オードリッチ
マゴディ町の事件簿―飲酒運転 ジョーン・ヘス
アリーとジャスパー アマンダ・クロス
わたしは殺される マーシャ・マラー
アリーとジャスパー アマンダ・クロス
警察親衛隊 ジョイス・ハリントン
ベルリンでセレナは パトリシア・マガー
陽のあたる墓地 アントニア・フレイザー
ミセス・ハウエルと犯罪捜査学夏期講座 マーガレット・マロン
桜の木農場 ルース・レンデル
こちらは未読。絶版かも? アマンダ・クロス好きだし、ユーズドで買っちゃおうか?
売春婦と警官バッジ D.L.・リチャードソン
美しい死体 ギリアン・ロバーツ
死刑囚の花嫁 シャーリン・マクラム
イーヴリンが死んだ アン・ウィンゲート
園児誘拐怪事件 B.K.・スティーヴンズ
チャイナタウンで S.J.・ローザン
海兵隊のセクシャル・ハラスメント パール・G.・オードリッチ
マゴディ町の事件簿―飲酒運転 ジョーン・ヘス
アリーとジャスパー アマンダ・クロス
わたしは殺される マーシャ・マラー
アリーとジャスパー アマンダ・クロス
警察親衛隊 ジョイス・ハリントン
ベルリンでセレナは パトリシア・マガー
陽のあたる墓地 アントニア・フレイザー
ミセス・ハウエルと犯罪捜査学夏期講座 マーガレット・マロン
桜の木農場 ルース・レンデル
こちらは未読。絶版かも? アマンダ・クロス好きだし、ユーズドで買っちゃおうか?
ウーマンズ・ケース(上)
ウーマンズ・ケース(上) サラ・パレツキー編
序文 サラ・パレツキー
陪審の知らない犯人 P.M.カールスン
先制攻撃 ナンシー・ピカード
太陽のにきび リザ・コディ
星座スカーフ ルース・レンデル
土壇場 イリーナ・ムラヴョーワ
鬼火 エレナー・テイラー・ブランド
ライラックの木の下に ネヴァダ・バー
失うものはない フランセス・ファイフィールド
生涯最大の驚き エリザベス・ジョージ
ただの女に アメル・ベナボウラ
旅の途中で ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス
殺人の教え アンドレア・スミス
ミス・ギブソン リンダ・バーンズ
一番印象に残っているのは『星座スカーフ』。ルース・レンデルってうまい作家だと思う。 『ライラックの木の下に』の雰囲気が好き。
序文がいい。女が書くこと、読むことの意義を熱く語っている。その中から一文をここに引用する。
「古代シュメールで言語が文字として記録されるようになった黎明期以来、女性たちは詩人であった――言葉を話す者、書く者であった。シュメールの詩人エンドヘドワナからアメリカの詩人リタ・ダヴに続く流れは細く、途中で何度も途切れているが、声を見つけて守っていこうと苦闘する女性たちが作りだした不屈の流れである。」同書6ページ
山本やよい訳
序文 サラ・パレツキー
陪審の知らない犯人 P.M.カールスン
先制攻撃 ナンシー・ピカード
太陽のにきび リザ・コディ
星座スカーフ ルース・レンデル
土壇場 イリーナ・ムラヴョーワ
鬼火 エレナー・テイラー・ブランド
ライラックの木の下に ネヴァダ・バー
失うものはない フランセス・ファイフィールド
生涯最大の驚き エリザベス・ジョージ
ただの女に アメル・ベナボウラ
旅の途中で ドロシー・ソールズベリ・デイヴィス
殺人の教え アンドレア・スミス
ミス・ギブソン リンダ・バーンズ
一番印象に残っているのは『星座スカーフ』。ルース・レンデルってうまい作家だと思う。 『ライラックの木の下に』の雰囲気が好き。
序文がいい。女が書くこと、読むことの意義を熱く語っている。その中から一文をここに引用する。
「古代シュメールで言語が文字として記録されるようになった黎明期以来、女性たちは詩人であった――言葉を話す者、書く者であった。シュメールの詩人エンドヘドワナからアメリカの詩人リタ・ダヴに続く流れは細く、途中で何度も途切れているが、声を見つけて守っていこうと苦闘する女性たちが作りだした不屈の流れである。」同書6ページ
山本やよい訳
ウーマン・オブ・ミステリー(1)
ウーマン・オブ・ミステリー(1) シンシア・マンソン編
女性による女性のためのミステリ・アンソロジー。収録されているのは以下の15編。
密航者 メアリ・ヒギンズ・クラーク
分署仲間 ジャネット・ストッキー
黄色い百合 ルース・レンデル
古着 フェイ・ケラーマン
ヴェニスを見たかった花嫁 アントニア・フレーザー
恐怖の連鎖 パトリシア・マガー
タニアが消えた アマンダ・クロス
オールド・フレンズ ドロシイ・ソールズベリ・デイヴィス
クララ・ケイツの事件簿 キャロリン・ジェンセン・ワッツ
罪の意識 シーリア・フレムリン
調査が肝心 ジョーン・ヘス
二階の部屋 エリザベス・A・ダールトン
高目定石変死事件 サラ・パレツキー
ミス・ディグビー最初の事件 アン・ペリー
探偵志願 B・K・スティーヴンズ
女性による女性のためのミステリ・アンソロジー。収録されているのは以下の15編。
密航者 メアリ・ヒギンズ・クラーク
分署仲間 ジャネット・ストッキー
黄色い百合 ルース・レンデル
古着 フェイ・ケラーマン
ヴェニスを見たかった花嫁 アントニア・フレーザー
恐怖の連鎖 パトリシア・マガー
タニアが消えた アマンダ・クロス
オールド・フレンズ ドロシイ・ソールズベリ・デイヴィス
クララ・ケイツの事件簿 キャロリン・ジェンセン・ワッツ
罪の意識 シーリア・フレムリン
調査が肝心 ジョーン・ヘス
二階の部屋 エリザベス・A・ダールトン
高目定石変死事件 サラ・パレツキー
ミス・ディグビー最初の事件 アン・ペリー
探偵志願 B・K・スティーヴンズ