Polygon (2003/2/10) 204p ISBN: 0748663274
ふさぎ込んでいたミスターJ.L.B.マテコシも徐々に明るさを取り戻し、No.1レディース探偵社に平穏な日が戻ったかに見えた。だが、あいかわらず探偵社のやりくりは苦しい。先行きを案じる秘書のマ・マクチは男性のみを対象とするタイピングスクールを始める。孤児院から引き取った師弟はそれぞれなりの鬱屈を抱えていることが明らかになり、さらに、ライバルとなる私立探偵事務所が華々しく登場する。
ボツワナの女性探偵マ・ラモツエを主人公とする人情ミステリ第4作。2006年8月に第3作『No.1レディース探偵社、引っ越しす』が翻訳出版された。シリーズ全体にいえることだが、ミステリとしてのおもしろさには欠けるものの読後にほんわりとした暖かさが残る。このあたりで好みが分かれそうだが、血なまぐさいミステリやハラハラするサスペンスの合間に読むにはいいかもしれない。
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