社会思想社 現代教養文庫
『英国ミステリ月間』の勢い余って、大阪オフの時に古本屋さんで買った本です。
風邪のため病院へ行ったとき、。待ち時間に読もうと持っていった本ですが、おもしろかったので帰ってから一気に読んでしまいました。
12世紀、イングランド、シュルーズベリ。ベネディクト会修道院の修道士、57歳のカドフェルが主人公。この修道士、前身は船乗り。港々に女性がいたらしい、という異色の背景を持つ人物。
このベネディクト会修道院がウェールズに葬られた聖女ウィニフレッドの遺骨を修道院の祭壇に据えるため、聖女の墓があるウェールズの小さな村に乗り込んでいく。遺骨を我がものにしようとする修道院に反対した地主が矢を射られた遺体で発見される。地主を殺害したのはだれか? 聖女の遺骨はどうなるのか?
ケルトの伝統を受け継ぐウェールズ魂に魅了されました。かの地では今でも、英語とはまったく体系が違うウェールズ語が今も話されていると聞いたことがあります。わたしの中の上方魂が刺激されたのかもしれません。
話の展開のテンポがよく、人物も魅力的で、一気に読ませます。惜しいのは翻訳。句点が多すぎること、「それ」が多用されているのがちょっと興ざめです。また、翻訳に難癖をつけてしまいました。うるさい読者でごめんなさい(^^;)
カドフェル・シリーズ、はまりました。
2005年03月04日
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